どうしても撮りたくなる幻想的な写真

どうしても撮りたくなる幻想的な写真

初冬の夕刻、荒川の土手を歩いていると、どうしても撮りたくなる写真があります。
それは、夕刻に見られる富士山と地球照のコラボレーションです。
地球照というのは、地球で反射した太陽光で三日月の影の部分が薄っすらと浮かび上がる現象の事です。

 

南西の空の低い位置に月が残っていないと撮れない写真なので、チャンスは少ないのですが、非常に幻想的な写真が撮れます。
地上近くは夕焼けの赤い空が残っており、頭上に向うほどに段々と暗くなる空。
地平線近くには、地球照が残った月が丹沢の山並みや富士山と共に浮かぶ光景が広がっています。
月や太陽は刻々と位置を変えますから、こういう写真が撮れるのは、年に一度あるかないかです。

 

夕方の風景を撮るだけなら簡単ですが、月を一緒に写すには少々コツがいります。
専門用語で言うとダイナミックレンジというものがあり、人間の目には明るい部分と暗い部分が同時に見えますが、写真では感応できる明暗差の幅に制限があるので、なかなか上手く撮れません。
そんな時は、地上の風景と月を別々に撮影し、後から画像を合成する方法があります。
もう1つ、月に露出を合わせて撮影し、背景の部分のシャドウ(暗い部分)を明るく補正する方法もあります。
少々専門的にはなりますが、試してみて下さい。